ChromeがPC起動時”なぜか起動する”2つの原因

ChromeStartup

最近やっと勝手に立ち上がってくるChromeを止めることができました。

どうもChrome側の不具合ではなくWindows10のアップデート時の仕様によるものだそうです。

Chromeに限らず勝手にアプリケーションが立ち上がるとなると自ずと原因は限られてきます。
それがかえって「自分でなんとかできそう」と思わせてしまうので、「あーでもない。こーでもない。」と無駄に試行錯誤して時間をかけてしまいました。

ところが調べてみると意外にあっさりと停止方法が見つかりました。
しかも設定作業は実に簡単でしたので、勝手に起動するChromeに悩んでいる方は設定を見直してみて下さい。

目次

Chrome設定前に『スタートアップ』の確認

『勝手に立ち上がる』となったときに最初に確認する場所があります。

それは『スタートアップ』です。

この設定が入っているとそもそもChromeの設定うんぬん以前に「勝手に起動するよになっている」のです。

なので、まずはスタートアップにChromeが設定されていないかを確認します。

スタートアップって? Windowsに昔からある機能で「スタートアップフォルダ」に『アプリのショートカット』を保存しておくと、Windows起動時に自動でアプリを立ち上げられるのです。

スタートアップの確認方法

キーボードの「ウィンドウズマーク」を押しながら「R」を押してください。

すると「ファイル名を指定して実行」というウィンドウが立ち上がってきます。

ファイルを指定して実行
ファイルを指定して実行

このウィンドウでコマンドを打つことで様々なアプリケーションを立ち上げることができます。

今回はスタートアップの設定を確認したいので「名前(O)」のところに

shell:startup

と入力し、キーボードの「Enter」または画面の「OK」ボタンをクリックしてください。

するとスタートアップフォルダが立ち上がってきたと思います。
ここまでスタートアップの設定がどうたら言ってきましたが、スタートアップという名前の付いたフォルダのことです。

これはWindowsが管理する特別なフォルダで、「スタートアップフォルダ内に置かれたアプリケーションまたはショートカットがあると、Windows起動時に実行する」という機能があります。

一般的にはショートカットを置いておくのが普通でしょう。

なので、このフォルダ内に『Chrome』のショートカットがあると、Windowsを立ち上げたときにChromeが立ち上がってしまうという事になります。

もし不要なショートカットなどがあったら削除してしまいましょう。

ただし、不必要にファイルを消し過ぎないように注意してください。
これまで自動で立ち上がっていたアプリが立ち上がらなくなります。

スタートアップ
スタートアップ

Windows起動時に『何か立ち上げたいアプリ』があるのであれば、このスタートアップフォルダにショートカットを置いておきましょう。

次回以降のWindows起動時にそのアプリが立ち上がります。

どうしてスタートアップフォルダに直接移動しないのか 「普通にスタートアップフォルダに移動したらいいのに」と考えた方もいるかもしれませんね。
普通ならそれでいいのですが、このフォルダはユーザごとにパス名が違う上に、階層が深いので面倒なのです。
私の場合は↓のようなパスになります。
C:Usersユーザー名AppDataRoamingMicrosoftWindowsStart MenuProgramsStartup
万一ファイルを指定して実行が上手くいかない場合は、上のパスを参考にスタートアップフォルダを探してください。

Chrome設定変更

スタートアップフォルダを確認したけどChromeのショートカットはない!
なのに勝手に立ち上がる!


という方は下記のChromeが勝手に立ち上がる原因と設定手順をご確認ください。

Chromeが勝手に立ち上がる原因

スタートアップで設定されていないとすると今度こそChrome側に問題があると考えられます。

「Chromeが悪いんだ」と言いたいところですが、Windows10にも問題があります。

実はWindows10には『シャットダウン時に起動していたアプリを次回起動時に勝手に立ち上げる』という便利機能があります。

この『シャットダウン時に起動していた』というのが今回の原因になります。

Chromeの設定項目に「・・・(略)閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」というものがあります。

この設定項目が有効になっていると、Chromeを閉じたように見えても裏では起動しっぱなしになってしまいます。

つまり、Chromeが(Windowsの裏で)立ち上がっているので、そのままWindowsをシャットダウンしたら、Windowsが「Chromeが立ち上がっているのにシャットダウンするんやな。」と判断します。

その状態でシャットダウンされるとWindowsが「じゃあ、次回起動時に元通りChromeを起動しないとアカンな」とChromeを起動してしまう訳ですね。

ということは、「Chromeを完全に停止してから、Windowsをシャットダウンする」ことにより問題は解決します。

では、Chromeがちゃんと停止するように次の設定変更をしてください。

Chromeの設定変更手順

では早速Chromeが停止するように設定変更をしていきましょう。

手順1:Chromeの右にある「」をクリックし、「設定」を選択。

Chrome-設定
Chrome-設定

手順2:設定画面の左にある「」をクリックし、「詳細設定」の「システム」へ移動します。

Chrome – 詳細設定のシステム

手順3:表示された設定の「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンド アプリの処理を続行する」を『OFF(色が付いていない状態)』にします。

Chrome-バックグラウンドアプリの処理を続行する
Chrome-バックグラウンドアプリの処理を続行する

ちょっと拍子抜けしてしまうかもしれませんが、以上でChromeの設定は終わりです。
これでWindows起動時に勝手にChromeが立ち上がるということはなくなっているはずです。

試しに↓4つの手順でChromeが勝手に立ち上がらなくなっていることを確認してみてください。
1.Chromeを立ち上げる
2.Chromeを閉じる
3.Windowsをシャットダウンする
4.Windowsを起動する

まとめ

アプリケーションの自動起動というのは、自分の思う通りに起動していれば便利ですが、「意図しないアプリケーションが立ち上がる」ことほど煩わしいものはありません。

今回紹介したようなChromeの設定はちょっとしたものですが、パソコンは設定に忠実です。
ほんの少しの設定でも影響がでてしまいます。

快適なパソコンライフを過ごせるようにしっかりカスタイマイズしましょう!

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