“Logicool Flow”と”Hyper-V”が競合する問題

FlowとHyper-V

大変申し訳ないのですが、最初に書いておきます。

根本的な解決案は見つかっていません!!

ただ、何とか現状復帰をすることはできましたので、事象とわかっている原因については書いておきます。

なので有識者の方で対応をご存知の方がいらっしゃれば、むしろ解決案をお教えいただければな。。。。的な(笑)

という訳で内容に移ります。

目次

Logicool Flowとは何か?

この記事にたどり着いた方はすでに『Logicoolを使用している』もしくは『Logicoolの購入を検討している』はずです。

なので『検討している方向け』の説明となります。

私は同じ食べ物を食べ続けられるタイプです。

「いや、何の話やねん!」

って感じですが、私が言いたいのはパソコンの周辺機器も同じものを使うということです。

キーボード↓Microsoftのワイヤレスキーボード『Ergonomic Keyboard』

マウス↓Logicoolの『MX Master S2

会社でも自宅でも同じものを使ってます。
2つずつ同じの買ってるんですよね。

厳密に言うと会社用のマウスは一世代古いタイプを使っているのですが、まぁ高級マウスであることに変わりはありません。

ただ、今回のテーマであるFlowの機能はついていませんが。

そんなお気に入りのマウスであるパフォーマンスシリーズですが、MX Master S2以降にはFlowという超革新的機能が実装されました。

イメージしやすいように機能概要と専用アプリであるLogicoolFlowの操作画面を記載します。

Logicool Flowのここがすごい!
  1. 一つのマウスで3つのパソコンに接続できる
  2. パソコン間のファイルコピーができる
  3. キーボードも複数パソコンに接続可能
logicool-flow
logicool-flowの操作画面

細かいところは省きますが、デュアルディスプレイでマウスを動かすかの如く何のスイッチを押すこともなく、異なるパソコンにマウスカーソルを移動できる機能です。

しかもファイルをドラッグするだけで、共有フォルダなどを介さずに、ファイル移動までできるのです。

最後のキーボードについては実際に使用していません。
私のお気に入りキーボードはMicrosoftのErgonomicなので、logicoolのキーボードは使ってないんですよね。

でも、マウスと同じような感じだと推測できます。

詳細はlogicoolの公式ホームページを確認してみて下さい。
めちゃカッコイイですよ。

使えなくなったFlow

そんなこんなでお気に入りのFlowなのですが、ある日突然動かなくなっていることに気づいてしまいました。

んー、突然というのも若干の違いますね。
徐々におかしくなってきたという感じでした。

気づいたときにはもう使えなくなっていたのです。

使えなくなったときの状態は以下のような感じでした。

  1. LogicoolOptionsにディスプレイイメージが表示されなくなった
  2. ファイルの遷移ができなくなった
  3. マウスカーソルのパソコン間移動が片道しかできなくなった
  4. マウスカーソルがパソコン間で移動できなくなった

2番目の状態まではおかしな動きになりつつも、パソコン間のマウス移動はできていました。

なぜ気づかなかったのかというと、パソコン間の移動は常に行っているわけではないからです。

気づいたのはクソ迷惑なコロナで唯一良い影響といえるテレワーク、在宅勤務が始まったコトにより、パソコンの複数台利用の頻度が増えたからです。

やっぱりセキュリティというか会社との契約でもあるのですが、FTPソフトや会社資料がローカルに存在してはいけなので常にクリーンな状態に保つ必要があります。

なので、ちょっとセキュリティ上リスクのあるアプリが入っているデスクトップとは別に、クリーンな状態にしたノートパソコンを同時に使っています。

そうなるとFlowが大活躍するんですよ!

と、そんな訳で機嫌よく使っているとマウスカーソルが移動しなくなってしまったはないですか!

Hyper-Vの設定が邪魔していた

Flowを使う時に条件があります。


MX Master S2 ではUSBとBluetoothを駆使して3つまで端末登録ができます。

複数端末でマウスを登録したうえで、専用のLogicoolOptionsというアプリを各端末にインストールし、『同一アダプタ名に接続』している必要があります。

この『同一』というのがどうもくせ者です。

pingは通るし、リモート接続もできるが(おそらく)ネットワーク名が異なっていると何故か通らないという結論に達しました。

普通にイーサネット(有線)接続していれば何ら問題なのですが、Hyper-Vを設定するときに一緒に『仮想Switch』の設定も入れることになります。

Hyper-Vの物理マシンと仮想マシンの両方ともインターネット接続できるように下記のように仮想switchを設定しました。

物理マシンと仮想マシン両方でネットにつなぐ仮想switchの設定
  1. 接続先の仮想switchの種類:外部ネットワーク(有線のネットワークを設定)
  2. 管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプターの共有を許可する:チェックを入れる(有効にする)
  3. VLAN ID:チェックを外す(無効にする)

上記の設定を入れると目的通り、物理マシンと仮想マシンの両方がインターネットに接続できるようになります。

なのですが、ネットワークのアダプタ設定がちょっと変わってしまいます。

Hyper-Vの仕様として、通常使用していたアダプタが無効(橋渡しの役割のみ)になり、仮想switchとして有効になったアダプタが有効になります。

このせいでFlowからは同一ネットワークと判断されなくなってしまいます。

つまりHyper-Vの仮想switch設定がじゃましてくれてるんですね。

FlowとHyper-Vを共存させようと試したこと

LogicoolOptionsを再インストール

まずはFlowを使うためのLogicoolOptionsをアンインストールし、インストールし直しました。

再インストールする前に思い出したのですが、LogicoolOptionsを初めて入れた時にsetpointやドライバを先にインストールしておくと上手くいったことがありました。

なので単純に再インストールしたのではなく、一緒にsetpointとドライバも入れなおしました。

が、これでは問題解決せず。

Hyper-Vで仮想switchを合わせる

IPアドレスやデフォルトゲートウェイはもちろんHyper-V設定前と同じ状態ですから、ネットワーク設定としては問題ないはずです。

仮説としてアダプタ名がそろっていないといけないと思ったので、デスクトップと全く同じ仮想switchの設定をノートパソコンにも作成してみました。

冒頭でも話した通り、失敗に終わりました。。。

ネットワーク的には接続できているはずなのに!!

あと、ダメもとで仮想switchを有効にしたまま、元の物理アダプタにIPアドレスの設定を復活させてみました。

一応インターネットに接続はできましたし、デスクトップとノートパソコン間でも疎通は通りました。

でもやはりダメでした!泣

最終的な端末の設定

という訳で、根本的な解決案は見つけられませんでしたが、Hyper-Vの仮想switch設定を『外部』ではなく『プライベート』に変更しておくということでFlowの機能は元通りになりました。

この設定だと物理マシンと仮想マシンのインターネット同時接続は上手くできていないのですが、Hyper-Vを有効にしているときはFlowを使わないということで手を打つことにします。

Hyper-Vを使うときは仮想switchの設定を『外部』に戻せば、またHyper-Vの仮想マシンは復活します。

どうしてつながらないのか全く納得できないのですが、今の私にはこれ以上調査しても解決までたどり着けそうにありません。。。

まとめ

パソコンの設定というのは非常にデリケートです。

特に仮想化だのネットワークだのというネットワーク周りは非常に難しいところです。

Hyper-VとFlowは便利ですが、その分高度な設定・知識が必要なのでしょうね。

ということで、もし解決案をご存知の方がいらっしゃりましたら、コメント等でご連絡いただければとても助かります!

今回は解決案をお伝え出来なくて非常に無念ですが、ここで終わりとさせていただきます。

もし今後解決出来たら記事にしますので、期待しないでお待ちください。

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